県南地域
方言 意味 用例
ア行  
あーだごど あんなこと あーだごど嘘だ
あい はい(返事) 「湯さ入れよ」「あい」
あいばんしょ 行きましょう あっきゃあいばんしょ(あっちへ行きましょう)
あい(え)べ 行こう おら家さあいべ
あいよ 可愛いあいよだナ
あか 魚(小児語) 白いまんま(飯)にあかかけて
あがりかまち 縁側 あがりかまちに置いでってくんつぇ
あがりくなる 明るくなる 間もなくあがるくなるぞ
あかはら いもり(動物)はや(魚) この池にあかはらいっつぉ、あかはら釣り
あがめ いやだ、だめだ そだごどあがめ
あがんぼ 赤ん坊 ほれ、あがんぼ泣いでんでねぇがよ
あぎび あけび 山さ、あぎび取りに行かねがよ
あじゃらに 軽々しく、不用意に あじゃらに仕事にかがんな(仕事にかかるな)
あすばねーか 遊ばないか 君ちゃあすばねーか、(君ちゃん遊ばないか)あそぶぞい
あっか 有るか(疑問語) おめえの家に荷車あっか
あっかん ありますか そこになにかあっかん
あったけえ 暖かい 藁小屋はあったけぇぞ
あっつぉん あるよ、あります なんでもあっつぉん(何でもあるよ)
あっところ ある所 あっところに山があったどさ
あっぱい あるでしょう そこにあっぱい(あっぺ、あっぺぁ、あっぺんも同じ)
あっぽ 大便、糞 わぁ、くせいくせいあっぽだ
あねさ 兄嫁 (兄嫁を弟妹が呼ぶ語)
あねさま 年頃の娘 あねさまも嫁になっかい(嫁に行くのか)
あねさん 主婦 あねさんたのむぞし
あますずく 雨雫 あますずくたっから(垂る)こっちへ入れ
あまんぼ つらら うわぁあまんぼ下った(屋根などに)
あめっぷりばな ほたるぶくろ(植物) 山の上であめっぷりばなめっけたぞ(見つけたよ)
あめふりばな ひるがお(植物) あめふりばな取っと雨になんぞ(なるぞ)
ありっこ あり (ありご)は全県的 ありっこいたぞ
あわぶく 泡(あわぶく) かにがあわぶくだしているぞ
あんだんべ あるだろう そだごともあんだんべ(下の者に)
あんちゃん 兄さん、息子 (あんつぁ)(あんつぁま)(あんにゃ)(あんにゃさん)とも言う
あんね あれはいいあんねだった
あんめした あるまいよ そんな馬鹿にしたごとってあんめした
いいらぁい まあ いいらぁいおらなんどしないぞ(まあ、俺などしないよ)
いぐわん 行きますよ そんじゃらおらもいぐわん
いっける 載せる その荷を車さいっけろよ
いっこ 猫柳(植物) (いっころころとも言う)中
いっちょう たびたび、何時も おらもそこへはいっちょう行った
いよ 魚(子どもの言葉) いよつりに行くべ
いりのざしき 奥の間 いりのざしきに案内しな
いんか 縁側 芋の皮いんかに干さっせ(干しなさい)
いんからない 行きますからね 休みになったらいんからない
いんのげす 馬鹿 このいんのげす野郎
うしっこ 蟻地獄 (うしっころ)とも言う
うじゃらける ただれる この傷はうじゃらけるぞ
うっすらかん ぼんやり あれはこの頃うっすらかんとしている
うっちゃっておげ 投げすてておけ そだことうっちゃっておげ
うぬ おまえ、汝 (うの)(うのら)とも言う
うんこ 大便 うら(便所)さ行ってうんこたれろ
えいべした よいでしょう まあえいべした(えがんべ)
えっぺぇ 二合五勺のこと もっきりえっぺえなんぼだ(酒二合五勺桝でいくらだい)
えでる 寒じる とてもえでる日だ
えましごろ 今ごろ えましごろなんしゃ来んだべ
えんがみた ひどい目にあった この仕事でえんがみたわい
おあいなんしょ 食べなさい さあさあ、おあいなんしょ(敬語)
おあがんなんしょ お寄りなさい どうぞおあがんなんしょ(敬語)
おいんなしょ お出でください どうぞ遊びにおいんなんしょ(敬語)
おか お母さん (おかー)(おが)(おがが)(おかさ)(おがちゃ)
おっかね 恐ろしい おら、おっかねえなぁ(私、なんだか恐ろしいな)
おぎ(おき) 炭火 火おこすから早くおぎ持って来う
おきむぐり 起き立てに 昨日はおきむぐりに仕事さ行った
おごもち あんもち おごもち食わんしょ
おおごとした 残念なことした 銭ほろっておおごとした(銭を落として残念なことをした)
おごわ 赤飯 おごわ持ってがんしょ(持って行きなさい)
おさめぇる 捕まえる やっと犬こをおさめえた
おしいばち 食物を無理にすすめる あんまりおしいばちするな
おじぎ 挨拶 お客さまに早くおじぎしろ
おちる 降りる (「おりる」が落ちるに変わっている)
おぢる 落ちる 梅の実がおぢるぞ
おっかぐ 割る 足駄の前歯おっかいだな
おっかさ お母さん (おっかちゃ)(おっかやん)
おつけ お汁(おづけ) ご飯におつけかけて食うべ
おっける 置く ここに本おっける
おっこむ とりこむ 雨んなっから布団おっこめよ
おっこわす 壊す 花瓶をおっこわした
おっちゃ お父さん (おっつぁん)とも言う(浜)
おっぱぐれる 連れに離れる お祭りに行っておっちゃにおっぱぐれた
おっぽろぐ 遺失する、落とす 大事な財布おっぽろぐやつあっか
おでんで 気兼ねなく おでんで物を借りるんだ
おばさる 負われる おばさ(おばさん)におばさって行く
おばんちゃん 祖母さん おばんちゃはやさしがった
おびあき 二十一日の出産祝 きょうはおびあきだ
おべんちゃら 多弁、へつらい そだ、おべんちゃら言うんでねえ
おめぇー 本宅(母屋) おめぇーさ行くべ
おらぁげぇ 私の家 おらげぇさぁ遊びに来う
おんじねー 私でない そんなごとおんじねー
カ行  
かァながし 溺死者 (かぁながれ)俺かァながれ見て来た
かしっぽ あばた こら、かしっぽ野郎
かっこわり 恥ずかしい 本家さ行ぐにはかっこわり
かなんきょ かなへび (からんきょ)とも言う
かばねがきかね 仕事をきらう どうもかばねがきかねで困る(仕事ぎらいで困る)
かばねやみ 骨惜しみ 全くかばねやみだ
かぶちゃ かぼちゃ (かぼっちゃ)うわぁ、でかいかぶちゃだごど
かまど 一戸一人出る村の仕事日 あしたの仕事はかまどでお座んぞやー
かみごと 休日(村で決めた日) あすはかみごとでござっすよう
がむし げんごろう虫 がむし三匹とったぞい
からすのきんたま かまきりの卵 からすのきんたまめっけたぞお
からっきり(し) 全然、まるで 仕事っつうどからっきりだめだ
かれっぽ 枯枝 かれっぽ拾って来い(かれんぼ)南、中、浜
がんがね あご あんまり笑ってがんがねはずした
かんこちょ 可愛い子ども めんげな、かんこちょだない
かんだち かんだち雨が降る
かんにゃぶ 蜷(にな)(川にいる巻貝) (かんにゃぼ)浜(かんにゅぶ)北(かんにょぶ)北、中
かんにんない ごめんね 悪りがったな、かんにんない(かんべんないとも言う)
がんば はげ 鍋の湯かぶってかんばした(はげになった)
キーキー ねずみ(小児語) ほらキーキー来たぞ
ギーギー 魚(小児語) ギーギーいた
キーキーさま 鼠さん(小児語) キーキーさまきたぞ
きさい 来てください 俺家にもきさいなん
きっとしていろ 動くな しばるまできっとしてろよ
ぎどっぽ ぎどっぽにいる人だんじゃ(誰だ)
きにょお 昨日 きにょお行って来たぞい
きのーのばん 昨晩 きのーのばんだったけな
きびきょ きゅうす(陶器) (きびしょ)南、会、中、(きびっちょ)県内
きびつら いびつ(形がゆがんでいる) この瓶きびつらだ
きやれ 来なさい こっちゃきやれ
くいぬげ 大食 このくいぬげったらきりがねえ
くいよ ください これおれにくいよ
ぐいら 不意に、急に 車がぐいらと曲がったんだ
くさっぽ おでき、腫れ物 くさっぽ出来たな
ぐしもち 棟上げ餅 ぐしもちまきはじめるぞ
くっちい いっぱいだ 腹くっちい
くなはんしょ ください くなれ(浜)くなんしょ(会、南、中)
くぼのえぇず 蜘蛛の糸 くぼのえぇずはった(くもの糸はった)
くらすける 打つ、たたく 悪いやつだくらすけるぞ くらせる(中、北、南)くらつける(浜、会、北)
ぐるりもっけい 周囲全体 ぐるりもっけいの笑いものよ
くんしょうぐさ 田うこぎ(植物)  
くんされ ください くんしょ(会、北)くんちゃい(浜)くんちぇい(県内)くんつぁんしょ
げぁぇる げぁーる(中、南、北)けぇーる(会、南)げぁーる(中、南、北)けぇーる(会、南)
けえさっつぁま 巡査 ほら、けえさっつぁま来らったぞ
けげず とんぼ けげずいっぺぇだ
けぞかけ のぞき見 嫁とりの晩けぞかげに行った
げんじょも けれども それはそうだげんじょもなあ
けんぺき 肩のこり 全くけんぺきが痛くて困るわい
ごいら 突然、ぐっと いやぁ、ごいら水が出た ごえっと(北、南、中、会)ごえら(会、北)
こざき 粉末(紛裂) こざき届けて置いてくなんしょ
ごしぇ(せ)やく 怒る (ごしぇえーだ)隣のおんつぁんごしぇやいだ
ごせやぐ 立腹する ごせばらやける(県内)ごせする(会)
こぞんさま 蚕さま こぞんさまに桑やったがぁ
ごでっしり いっぱい、たくさん こでっしりましらった(いっぱい食べた)
こどのさま 蚕さま 蚕さま(会、北)ごどん(蚕殿)北 こどんさま(南、中、北)
こぶしもち 拳骨(げんこつ) こぶしもちくれるぞ
こめこゆき あられ あれ、こめゆき降ってきたぞ
こわかった 疲れた いやはや、山登ってこわった
こんだら これなら こんだらいいべ
こんつら こんな こんつらもの捨ててしまえ
こんまがる 曲がる(腹を曲げる) あんまりこんまがるなよ(背をまるくするな)
サ行  
さえなら さようなら ほんじゃまあさえなら
さぎっぽ(い) さき 柿の木のさきっぽをもぎった
ざっく お手玉 ざっくして遊ばねかぁ
ざっこ 雑魚 ざっこすくえ(県内)ざこばかでねぇが
ざらんぽん 葬式 ざらんぱい(南)ざらんべ(中)ざらんぽ(中、北)ざらんぼんぼ(南)
し(ひの訛り) 風呂にしたげよ
しーこ 小便(幼児語) しーし(県内)、しいこ(北、中)
じごくそば どくだみ(植物) じごくそばくせえな(くさいな)
しじみっけぇー しじみ貝 しじみっけえーいらねがい
したじ したじをかけろ
じっきに 直ぐ、ただちに 薬つけだからじっきに治っかんな
しっぺ しましょう 試験だからうんと勉強しっぺ
しばし 火箸 早くしばし持ってきな
しんぺ こずえ(しんぽい) 木のしんぺおっぽれ(梢を折れ)
すいしろ 風呂(据風呂) すいっしょ(浜、北)すぇひょ(会、南)
すがり 蜂の一種 いたずらしっとすがりにさされるぞ
すってんぺん 頂上 山のすっぺんに雪がある
すっぽそで 筒袖 すっぽそでよく似合うない
ずり(のこずり) 鋸(のこぎり) のこぎりで切っぺ
すんぎゃね 杉やに すんぎゃねねばねばだ
せぇふ 財布 せぇふ大事にしろや
せきど 墓石 らんばのせきどさ花あげろ
ぜし ぜひ ぜし会いでいな(お会いしたいな)
せせる 稼ぐ せせるじいさんだな
せばっち 狭い この家はせばっちない
せわしい 騒がしい、うるさい せわしい日だ(せわしねぇ)(会、北、中)
そうがし そうですか そうがし(会、北)そーがーも(会)そうがん(中、会、南、浜)
そうげ そうですか ああ、そうげ、よがったなぁ
そうしっちゅうど そうすると そうしっちゅうどいいんだわい(そうしっと)も同意
そだがん そうですか おめさんの方でもそだがん
そだぞん そうですか うまい桃だったそだぞん
そうだっぱい そうでしょう 壊したのはお前が、そうだっぱい
そうだない そうではない 牛だなんて、そうだないぞい、馬だぞい
そうだない(し) そうですね そうだない、あしたは居っつおい
そだなん(し) そうですね あの娘嫁さ行ぐそうだなん
そうだっぺぇがした そうだろうかしら 大丈夫だっつうだんだ、そうだっぺぇがした
そうだもの(ごと) そんなもの(こと) そうだものおら知んねぇ
そうだわん そうですよ とてもめんごい子だそうだわん
そっくら 残らず、みな (そっくり)まあだそっくらしてる
ぞっけねぇ もろい、やすい 何だぞっけねぇ仕事だったなぁ
そっこそっこ こっそり、静かに やや起ぎっからそっこそっこ歩け
そでねえぞい そうでないです そでねいぞい、あの人は悪い人ではねえぞい
そね(っつぺん) 峰、頂上 まっとそねの方さのぼって行け
そばいこ(そべこ) あまえ子 ばっちはそばいこでしょうがね
そべーる あまえる  
そうゆっけぞ そう言いましたよ きんの行って来たってそうゆっけぞ
それっぱり そればかり それっぱりきりくれねぇのか
それほっか それだけしか それはそれほっか無いのかい
そんじゃ それでは そんじゃ一緒に行くべ
そんじゃらば それならば そんじゃらば、買ってくれっぺ(くれよう)
タ行  
だぁぃろ いやです そんなことだぁぃろ(いやだ、誰がきくものか)
だえろ 鍋牛(かたつむり) たぇろたぇろ(北)だぇろだぇろ(浜)
たかあし 竹馬(高足) (たがあし)とも言う
だかさる 抱かれる 赤ん坊がばっぱにだかさる
たかとう 大根おろしの汁 今夜はたかとうめしだ
たがや 桶屋 たがやさ行って桶直して来う
たこと うそ (たごと)ほだ、たこと言うな
たたきおちる 強く落ちる 木からたたきおっちゃ
ただきのめす なぐる 言うごと聞かねとただきのめすぞ
たちぶるめ 旅立ちのときのごちそう たちぶるめ食べてくなんしょ
だったい(てい) 案外、散々 だったいそくねた(案外失敗した)
だっちぃおく 飼っておく 俺えで馬二頭たっちぃおくぞ
だってー 案外 ことしの米はだってーとれね
たっぺ すべるところ たっぺすべりさ行くべ(たっぺすべり)
たなっけつ 出尻 あそこのおっかはたなっけつだ
たべら が(虫) たべらがいっぺいだぞ
だめだぞい 駄目ですよ そんなごとはだめだぞい
だら 人糞、下肥 あのやつははだらかつぎしてる
たわいない 分別がない ほんとにたわいないごとやるもんだ
たんた 卵(幼児語) たんた一つくんちぇ(卵一つください)
たんのぐろ 水田の畔 たんのぐろ歩くでねえぞ
だんべい ○○だろう 誰でもいやだんべい
だんぽ 主人、君 だんぽさん居っかい
じい(じぇー) 良い これじい薬だない
ちかむかえ 結婚式に嫁を迎えに近くまででること ちかえむかえに行かねばなんね
ちっちゃい 小さい(ちっちい) ちっちゃこい(南、会、中、北)
ちゃちゃさま 戸主 ちゃちゃさまにおじきしろよ
ちょっこちょっこ 時々 ちょっこちょっこ遊びに来なよ
ちょろからする 落ちつきがない 何をちょろからしてんだ
ちんこい 小さい ちんこい子だな
つぁあ お父さん つぁあ今行くぞ
つぁあつぁあ お父さん つぁっつぁ(浜、北)銭くんにか(くれないか)
つかい棒 心張り棒 つかい棒をかっとけよ(ちゃんとしておけよ)
つきのこ つくし つくしつきのこすぎなの子(童話)
つぎもの 針仕事 きょうは1日つぎものをした
づぎんこ 頭巾 づきんこかぶって寺詣り、づきんぽ(北、中)
つけあげ 天ぷら 野菜のつけあげうまいな
つそば しそ(植物) つそばでむすびを包め
つぶ たにし つぶや つぶや からつぶや(わらべ歌)
つぼまい 庭園(坪前) つぼにわ(庭園)(南)
つまぐれ 鳳仙花 つまぐれの実は面白え
つめきり 松葉牡丹 つめきりの花一ぱい咲いた
ずんない(ずない) 大きい づんねえ(中、会、浜、北)
つんのめす 突き転ばす ちっちゃい子をつんのめす
づんむぐる 水中に没する 頭までづんむぐってしまった
でぇーぶ 大分 その話はでぇーぶ前のことだ
でかい(でがい) 大きい(でっかい) ほんとにでかい芋だなあ
でかさない 上手でない にしゃ(お前)の字はでかさないぞ
でこ(さま) 人形 でこ作ってやっから泣くな
てっけんに 初めに てっけんにそれをやっぺ
でっちがる 腰を下す そこにでっちがっていろ
てっちょう 上の方 もっとてっちょうの方さ投げろ
てっぺ(ん) 峯、頂 山のてっぺに光っとこがある
てっぽーばな つりがね草 てっぽーばなが咲いた
ててっぽ 山鳩(幼児語) ててぽっぽ(南、北、中)が鳴いている
てどっくち 出口 出る人はでどっくちがら出ていけよ
でなづき 額(ひたい) あの子はでなづきだ
てねげ 手拭 てのけ(中)てのげ(中、会、北、南)
てはぐし 小火事、ぼや けさではぐしあったぞ
でぼっかい 空手 あいつはでぼっかいやるんだ
てまとりおとこ 下男 てまとりおんな(下女)
でんきんばしら 電信柱 でんきんばしらにせみとまった
てんつきばな 撫子花(なでしこ) てんつきばなとりに行かねか
どいもんも ぶらんこ どいもんもさ乗んねが
とおみぎ とおもろこし とおみぎゆでだがら食べろよ
とおちゃん お父さん とおちゃんとかあちゃんとおれと三人
とおてーばしゃ 客馬車(トテ馬車) とおてーばしゃさ乗って飯坂さ行くべ
とおねこ 仔馬(当年子) とおねこが三匹あるぞい
とおねっこ 仔馬(当年子) とおねっこはめんごいもんな
とがりぽい 尖端 とがりぽいさあげず(とんぼ)とまった
どけ(げ)ろ 退け、よけてくれ そこどけろよ
どこにもかごにも 何処にでも どこにもかごにも花咲いているぞ
どさっぱいり 炉の中へ土足で入ること どだっぱいり(北)どだんぱいり(南、会)とも言う
どうだっぺぇ どうだろうか どうだっぺぇ嫁にくれては
どたとき どういう時 そだごとどたときしたんだ
とっくのとおかに とっくに、前々から そだこととっくのとおかに出来てたわい
とっさえぐ 取りに行く わらびとっさえぐべ(とっしゃえぐ)浜、北、中、南
とっしょり 年寄り とっしょりは大切にしろよ
とっかけ(かげ) 入り口、端 村の入り口にとっかけの家だ
とっくと 心から、よくよく お父っつあんにとっくとおごられた(叱られた)
とっけし(ち) 鶏の冠、とさか とっけち(中、浜、北)とっけぢ(中、北)とっとこ(北)とっとこい(南、中)とっとめ(浜、南)
とっぱぐる し損じる ほだ手つきではとっぱぐるぞ
とろっぴて いつでも とろっぴて来るんだわい
とんがらし 唐辛 七色とんがらし、よがったがい(いりませんか)
どんどろやき 野火 どんどろやき始めっつおう
とんぼぐち 入り口(戸棒の口) とんぼの口とも言う とんぼぐち締めろ
ナ行  
なえ ね(他人に同意を求める) きょうはとても寒いなぇ(寒いですね)
なえばえ 無いだろう そうでなえばえ(そうではないでしょう)
ながってる 捨ててある 本が道にながってるぞい
なきめそ 泣きやすい子 なぎめそ(北、南)この子はなきめそだな
なくされ 出て行け そだに泣くやつなくされ
なご いなご ことしゃ(今年)なごがいえねぇな
なこど 仲人(なこうど) なこどさま来たぞい
なし(敬語) もう遅くなったなし(もう遅くなったね)
なして なぜ なして行くんだ(なぜ行くのか)
なじょな どんな なじょな気持ちでいるんだべか
なじょうも なんとも なじょも仕方ねえべ
なじょうだが どうだか ほんなごとなじょうだか
なじょーにしっぺい どうしたらよかろう これなじょーにしっぺない(なじょすっぺ)
なす 産む 赤ん坊なすに家さ行った
なそえ この紙なそえに切れ
なだ ほだ話なだーでるこんだー
なまらはんじゃく 未熟 なまらはんじゃくのくせ生意気言うな
なめくじら なめくじ(動物) なめらくじ(会)なめくじらに塩かけろ
なめら しまへび (なめらへびとも言う)
なわより 縄ない(縄つくり) 今夜もなわよりやっぺい
なん そうだなん(そうだね)
なんこ 馬肉 なんこはうまいぞ
なんご いなご あの田んぼになんごがいっぱいだ
なんちゅうごったべ 何としたことだ まあ、なんちゅうごったべ
なんで 何故 なんでそだことしんだべ(するんだろうか)
なんのじ 案の定 なんのじやったなあいづは
なんぼばしもねぇ 少ししかない 残りはなんぼばしもねぇ
にぎにぎ 握り飯(幼児語) にぎにぎしてくれよ
にげえ 苦い にげぁい(北、会)にげぇ薬だな、にんげて(浜)
にしゃ(にし) お前、あなた にし(会、中)にす(北、会)
ぬきば 軒場 ぬきばで雨宿りしっぺぇよ
ぬくい(ぬぐい) 暖かい きょうはほんとにぬくい日だな
ぬるまこい ぬるい この湯はぬるまこいな
ねぶか 葱(根深) ねぼか(中)ねぶか掘ってこう
ねほろげる ねぼける 今にねほろげるぞ
ねらべる にらむ そだに親をねらべるもんでねぇ
ねんねこ 赤ん坊 お前はいつまでもねんねこだない
ねんねこ 子守りの着る着物 おどっこねんねこでうぶえ
のごー ぬぐう でろをのごー(泥をぬぐう)
のっぺらぼ 能なし あれはのっぺらぼだ
のめしこき なまけ物 こののめしこき野郎
のりもの 塗り物 会津ののりものは丈夫だ
のろけ のろまな物 あいづはのろけものだ
のろす 打つ、叱る 生意気しっとのろすぞ
のんの お寺さま (のんさ)とも言う
ハ行  
ばぁし、ばし、ばあり ばかり さればぁしか、そればしもらったってしょうね
ばい ・・・でしょう 暑かったばい、うまいばい
はい(え)っとー 他の家に入る時のあいさつ こんにちは、はいっとー
はぎる 刈る(こどもの髪) おめの髪はぎるがら来う
はけご 竹かごの一種 はけごさいっぺいとって来う
はせ 稲かけ はせに稲かけろよ、はで(会、南)
はそんしる 修繕する 破損するが逆に修繕に変わったもの(珍しい方言の一つ)
はた(だ)いも 里芋 はだいも(北、中)はたいもを掘っぺ
はだつ 始める さぁ、仕事をはだっぺぇ
ばち ハヂ(北、会)バチ(蜂)バゾ(会)
ばっぱ お祖母さん ばっぱが来たぞい
はなぐら いびき ぢっちのはなぐらはでかい(大きい)
はねっこら 競争 はねっこらしっぺ
ばんげ 夕方、夜、こんばん あのばんげに火事あったったな
ぴー 女子 まぁず、ぴーばっか生したもんだで
ひしてぇ 終日 きょうはひしてぇ仕事をした
ひじゃかぶ ひざがしら ひざかぶ(県内)ぶっつけた
ひっかり 沢山 ひっかり買って来い
びったげた 駒下駄  
びったらこい 平たい びったらけ(会、中)びったらこい(県内)びちゃっこ(北、中、会、南)
ひとっきり 一旦、しばらく ひとっきり雨もやんだ
ひなくさい 焦げくさい、きなくさい なんだかひなくさいぞ、よっく見ろ
ひば 干葉 ひば湯立てて入れ
ひびす さなぎ ひびつ(県内)ひびっつ(南)
びり 最後、最下等 びりかす(北、会)びりけっ(県内)
ひんまげる 曲げる(ひんは強意) あれ、顔ひんまげたぞ
ふくでもち 丸餅 ふくで餅焼いて食べろ
ふくしい 福しい あの家はふくしい家だ
ぶっきる 折る その杖ぶっきれ(ぶっきょれとも言う)中、南
ぶっくーす 壊す 俺ぁ茶わんぶっくしまった。ぶっくすた(会)ぶっくれる(会、南)
ぶっせ 自然に生えた苗 ぶっせがいっぱいだ
ぶま 下手(不間) またぶまやったなぁ
ぶーぶ(幼児語) ぶーぶ飲みでぇ(飲みたい)
ふりおけ 手桶、担ぎ桶 ふりおけで水くめよ
ブルキ ブリキ ブルキのおもちゃ買ってきた
ぶんぞいろ ぶどう色 ぶんぞ(ぶどう)中、会、南
べー でしょう、う おらも行って見べー
べえこ 赤べえこ鳴くぞ、べこ(県内)
へえならし 灰かき(ならし) へえかき(中、浜、北、南)もって来う
ぺそっと ぐっと、少量に 雪がぺそっと減った
へたかす 下手 あいつの歌はへたかすだな
べっか 青年の集会日 こんどのべっかに来いよ
へっつい かまど へっついのわきで猫寝てるぞ
へでもねぇ(へでなし) つまらないこと ほだへでもねえごと言ってんでねえぞ
べない ましょうね そう決めっぺない
ぺろっと 平気で、皆 この野郎三皿ぺろっと食った
へんめ 草の中に大きいへんめいた
ほきだす 吐き出す 苦いもんでほきだした
ほきる 萌える、茂る 桑がよくほきた
ほこでる 落ちる そんな木に上がってほこでんなよ
ほそっと ほそっと持って来な
ほそび ほくろ おめさんのほそびは可愛いな
ほだ そうだ ほだぁ(中、北、南、浜)ほだごど嘘だ
ほだげんと そうだけれど ほだげんどおれは行がね
ほだに そんなに ほだにいっぱいもらっていいのが
ぼたもち おはぎ(牡丹餅) ぼたもち持って来たぞい
ほったぶ 赤いほったぶだ(ほおたぶ)
ほっちぐる 掘る ほこじる(会、南、北)ほっこずる(会、南)
ぼっちゃ 据風呂、風呂 ぼっちゃさ入れよ
ぼっとしろ 堪忍しろ おれ悪かったから、ぼっとしろな
ぽっぽんがえる ひきがえる ほれ、ぽっぽんがえるいるぞ
ぼなる 泣く なにぼなってるんだ
ほや 寄生木 山でほやめっけたぞ
ほれみろ それ見なさい ほれみろ、だから行ぐなといったべ
ぼんこ まるい実、玉 椿のぼんこ取りに行ぐべ
ほんしょなし 夢中(本性なし) きんな(昨日)はほんしょなしに寝だ
ぽんち(ぼんち) 間抜者、馬鹿 ぽんちだなおめは(お前は)
ほんじぇ それで・・・ ほんじぇ、おめは何んつったんだ
ほんじぇ(ら) それでは ほんじゃ、そんでいいべ
ほんとげぇ 本当ですか それ、ほんとげぇ
ぽんぽこや ポンプ小屋 ぽんぽこやさ行って見っぺ
マ行  
まいよー 弁償 まぁえ(北)まよう(北)
まぐら 食ふ、大食いする あいつは全くまぐらーする
まける 水をあける まげる(こぼす)(南)桶の水まけるぞい
まじっぺぇ(まじっぽい) まばゆい、まぶしい まちぽい(北)まちっぽい(中、南)まじこい(中)
ませんぼう 厩にはめる棒 ませんぼうをはずしてやれよ
まっこ 炉端 まっこぶち(南、中)
まつご 松の実、松毬 まつこごり(中)まつざら(南、浜)
まったえご 同じ位、互角 まったぇごになってさわぐな、いい年して
まっちゃね 松脂 まちやねとも言う(南)
まっちろ 真白 山はまっちろだ
まっていご 互角、同じ位 子どもとまっていごになっている
ままかが 継母 (ままかかぁ)とも言う(南、北、中)
ままかぶ 堤、土手 ままかぶの草を刈れよ
ままっけ 堤、土手 あのままっけ崩すべ
まみげ 眉毛 あの子のまみげは可愛いな
まめ 達者、丈夫 まめで暮らしてるぞい
まめたい 精が出る あの娘さんとてもまめたい
まめっこ はにかむこと そだにまめっこしてんでね
まるこい 円い まるこい石いっぱい拾った
まるっと 全然 きのうの商いはまるっとだめだ
まんにゃせる 間に合わせる ちっと短いがまんにゃせる
まんにゃない 間に合わない これからでは汽車にまんにゃない
まんま たべもの(幼児語) まんまくなっしょ(ください)
まんま まんま飲みでぇな
まんまごと ままごと まんまごとしっぺー
まんまけぇ まん、円い 地蔵さんの頭はまんまけぇ まんまるけぇとも言う
みうくり 見送り みうくりの人いっぺいだった
みぐせぇ 見苦しい みぐせぇがら止めろ
みしけえ 短い みしけえ鉛筆だごど
みせぇ(みっせ) 見なさい あれみせぇ、ええ馬だ(よい馬だ)
みそっぱ 虫歯 あの女はみそっ歯だ
みたえな ・・・のような 竜みたえな雲だべした
みだぐね 見苦しい ほんにみだぐねことしる野郎だ
みとくさえ 見苦しい みとくさえまねしんでねぇ
みなんしょ 見てください ここさ来てみなんしょ
みぬ 蓑(みの) みぬ忘れて雨にずぶぬれになった
みば 外観、体裁 みばいい、みばわりー(県内)
みみくいばなし 私語 ずいぶん長々とみみくいばなしして居る
みめえ 見舞 火事みめえさ行ってくっぺ
むかぁづき 第一回の誕生日(向い月) むかぁづきの祝い、やんねえがなんね
むぐろ もぐら この畑にずいぶんむぐろがいるぞ
むめもと むなもと(中、浜、北、南)
めえーる 見える 向こうに舟がめぇーるべ
めさご めだか(魚) めさごがいっぺぇだ
めっかる 見つかる 遊んでっとこめっかった
めっこめし 半熟の卵 今朝の飯はめっこめしだナ
めっぱ 丸い弁当箱 めっぱ持って畑さ行ぐ
めなし あかぎれ、ひび めなしが痛え
めのこ 女の子 めろこ(中、南、北)とも言う
めんげー 可愛い あいつはめんげー奴だ(めんこい)
めんご おとなしい子 おまえはめんごだなぁ
めんめこ (めんも)とも言う(北)
めんめず みみず 大きいめんめずだない
もこ(もご) 婿 こんど来たもこさま見たか
もしゃくる(もじゃくる) くしゃくしゃにする 紙をそんなにもしゃくんな
もしゃくれる 揉める 着物がもしゃくれる
もてる 分けっする ことしの稲はさっぱりもてね(分けっしない)
もんず もず もんずが鳴いてたべ
もんもね あんまり歩いだもんでもんもねがいでぇ
ヤ行  
やいばしー 来なさい 俺の家までやいばしー
やえひ きんの(昨日)やえひやったらよがった
やがれ ・・・なさい 勝手に行ぎやがれ
やぎみし 焼き飯 やきめす(北、会)うまいやぎみしだったない
やけっぱだ やけど これ二才の時のやけっぱだした傷だ
やしりあい 言いあらそい そんじ、(それで)やしりあいになった
やだ いやだ 見合いなんかやだなぁ
やじっぽ 沼沢地、湿地 やじっぽだがら気をつけろ
やっから するから・・・ 俺がやっからいいで(するからいいよ)
やっかむ 嫉妬する、うらやましがる そーだごとやっかんだって駄目だべ
やっけぇ 柔らかい(やっこい) やっけぇ豆腐だ
やったがい やりましたかい 柔道やったがい
やっぱ 矢張り やっぱし(県内)やっぱす(北、会)
やっぴし 度々、毎度 やっぴしお世話になってやす
やね ・・・言いません ほだこどやねぞい(そんなこと言わないよ)
やばっせ 行きましょう 俺家やばっせ
やぶから 藪中 やぶすこ(南)
やぶれる 暴れる 酔っぱらいが店先でやぶれている
やべー(やーべ) 行きましょう 俺家さやべー(やーべ)中、南、会
やまがち やまかがし(蛇) やまがちへび(県内)
ややなす 出産 俺の姉ややなすさ帰った
やろこめら 男の子供たち やめこめらうるせいな
ゆい 仕事の助け合い 明日俺とゆいしねいが
ゆぐし 魚ぐし ゆぐし持ってきてくれ
ゆすぐ 口をすすぐ 口をゆすぐんだぞ
ゆだれかけ よだれかけ ゆだれたらすからゆだれかけかけろ
ゆて(ゆで) 風呂手拭 ゆて持ってきてあげな
ゆびはめ ゆびわ これは死んだ母のゆびはめだ
ゆわしば 岩ひば(岩芝) ゆわしばは取ってなんねぇんだ
よあけさま 夜明け方 あしたのよあけさまに来な
よえのばん 一昨夜(宵の晩) よえのばんに火事があった
よが、よーが むやみによがが出てきたな
よがっぺぇ よいでしょう よがっぺした(北、中)
よくきたない よくいらっしゃいました 遠いどこよくきたない
よなげる より分ける 豆をよねげるがな
よぶ 招く、ごちそうする お祭りによぶぞい
よめぇごと 小言 あの女今ごろよめぇごと言ってる
よわかし(かす) 弱虫 全くおめえはよわかしだな
よわり 夜業 よわりに縄つくりをやっぺいよ
ラ行  
らんとー(らんば) 墓場 らんとーで鬼ごっこやっぺ
らんにゃい ・・・られない そだに早く起きらんにゃい
らんぷあぶら 石油 らんぷあぶら買って来う
りくう 生意気(利巧) ほんとにりくうなやつだ
りぐじなし 意気地ないこと このりくじなしめ
りぐじねぇ 意気地ない りぐじねぇ男だなー
れぁさま(れぇさま) れぁさまおっかねぇ(おそろしい)
ワ行  
おまえ わがわりんだぞ(悪)
わが 君、おまえ わがことよっく考えろ
わかだんぽ 若主人 こっちのわかだんぽは大学出なんだと
わがんねぇー わからない、出来ない 何だかさっぱりわがんねー
わっか 自動車のわっかパンクした
わっつぁげる 割れる 氷がわっつぁけた
わらぁし(わらしこ) 子供 近所のわらぁし騒いでんだ(いるんだ)
わらがみ 西洋紙 わらがみさ書いてみろ
わりぐ 悪く 病気わりぐなんねでよがった
われ われ使いさ行って来う
 
んだっぱー そうでしょう(女語) んだっぱー、わだしそう思うんだ
んだっぺー そうでしょう(女語) んだっぺー、俺は知ってるだー
んぬ お前 んぬが悪いんだぞ
んばる 背負われる 婆ちゃんにんばって来たのがー
んま いいんまだべ(よい馬でしょう)