1、福島市
土湯とこけし【土湯温泉と土湯こけし】

聖徳太子の家来に秦河勝はたのかわかつという人がいました。その人が思い病にかかり苦しんでいるのを見かねた太子は、奥州信夫の荘に病によい湯が出る里があると教えました。そして一人旅も心細いだろうというので太子は心をこめて自分の像を彫り、血をふきかけて秦に与えました。秦はこの像を背負い土湯の里に来て湯治したそうです。土地の人は秦から太子の像のいわれを聞き、ありがたい像をまねて作ったのが土湯こけしの始まりということです。
土湯には聖徳太子をまつった太子堂があります。この地にやってきた秦河勝が槍で地面を突いたところ湯が湧き出したため土湯と呼ぶようになったという言い伝えもあります。
突湯つきゆがなまって土湯になったともいいます。
●参考文献
『福島の民俗II』[福島市史別巻IV]福島市教育委員会 1980
●アクセス
JR福島駅から車で30分