1、福島市
信夫文字摺石【文字摺観音と文字摺石】

福島市岡山の山口にある文字摺観音のお堂の前に文字摺石という石があります。昔、河原の左大臣が幼少のときこの地に来て乳母に養われていました。成人すると都に召されたため、乳母を山口に残し、名残を惜しみながら一人旅立ちました。残された乳母は嘆き悲しみましたが、あるとき岡の上の石の面を麦の葉で摺ると恋しい若君のお姿が現れたそうです。世にこれを鏡石とも文字摺石ともいうようになりました。
●参考文献
近藤喜一『信達民譚集』〈炉辺叢書〉(郷土研究社、1928)・『磐城岩代の伝説』(1976)
●アクセス
JR福島駅から車で15分