2、伊達郡桑折町
半田沼の赤べこ【半田沼】

ある武士の娘が病気になり「半田沼の水が飲みたい。」と何度も訴えました。それほど望むならと沼の水を与えたところ病気はうそのように治ったのです。ある夜のこと娘の姿が消えました。半田沼の主に見こまれ妻になったのでした。あるものが沼の底に潜ってみると娘が機を織っています。隣の主の部屋をのぞくと大きな赤牛が昼寝をしていました。眼を覚ましたらあなたの命はない。早く帰れといって着物の片袖をちぎって渡してくれました。半田沼には〈大蛇と桔梗の前〉の伝説もあります。
●参考文献
近藤喜一『信達民譚集』〈炉辺叢書〉(郷土研究社、1928)・『磐城岩代の伝説』(1976)
●アクセス
JR桑折駅から車で20分