7、伊達郡霊山町
盗まれた鐘【霊山の全景、つりがね谷地】

霊山りょうぜんにある霊山城落城のとき、古霊山こりょうぜん山上の鐘楼堂の鐘を盗もうとした者がいました。数人で運ぶには重くてとてもかなわない。そこで下の谷めがけて鐘を転がしたそうです。鐘は勢いをつけて転んでいきましたが、下は大きな谷地で鐘は泥の中にめり込んでしまいました。そこでその湿地を「つりがね谷地やぢ」と呼ぶようになりました。隣の相馬市玉野にも鐘沼の伝説があり、雨乞いのときには伊達郡の人たちが釣鐘を掘り出すのだといいます。
●参考文献
『霊山の歴史』(霊山町、2002)
※霊山には北畠顕家にまつわる伝説が数多くあります。
●アクセス
阿武隈急行 保原駅から車で20分