9、伊達郡川俣町
小手姫池【大清水の小手姫池と機織御前の宮】

大清水に小手姫様という小祠があり、土地の人は機織御前の宮といって親しまれています。小手姫は羽黒山の蜂子王子の母君で、王子の後を追いこの国に下り、70歳になるまで各地を回り、蚕を飼い絹を織ることを教え、大清水の池に身を投げて亡くなったといいます。今も社の前には小さな池があり、村の人は絹を織ると織り留めをお供えするのだそうです。小手姫伝説は月館町や飯野町など、この地方一帯に数多くあります。
●参考文献
『福島県史』24民俗2(福島県、1967)・『磐城岩代の伝説』(1976)
※織り留めとは、一年の区切りに織る織物のこと。
●アクセス
JR福島駅から40分