36、白河市
南湖の主と五郎窪の由来【南湖】

新蔵に魚取りの名人がいました。ある土用の丑の日に大沼に魚取りに出かけました。大沼とは今の南湖のことです。その日は見たこともない大鰻が獲れました。帰りがけ五郎窪のあたりでにわかに激しい雷雨になったそうです。そのとき沼の方から五郎と呼ぶ声がしたと思うと、鰻を入れたビクから「おーい」と答える声がします。驚いた名人はビクを捨てて一目散に逃げ帰りました。その大鰻は沼に帰り、再び沼の主になったそうです。
●参考文献
『白河市史』9民俗(白河市、2000)
●アクセス
JR新白河駅から車で10分