42、西白河郡矢吹町
螺淵かいがらぶち水神
【三城目の螺(貝)ヶ淵と水神の祠】

昔、魚取りの上手な男がいて、遡ってくる鮭を阿武隈川の滝の滝壷で捕まえては道端に積み、旅人に無理やりに背負わせ運ばせていました。あるとき山伏がそれを断りましたが、男がしつこく迫るので怒って法螺貝ほらがいを滝壷に投げ入れました。すると法螺貝が浮き上がり貝の口から水を噴き上げながら川を遡り三城目さんじょうめを過ぎ水底に沈みました。それ以降鮭は一匹も獲れなくなりました。そこを螺ヶ淵と呼び、近くには水神様がまつられています。
●参考文献
『鬼の土産』〈稿本『やぶきの昔話』(矢吹町史編纂室、2003年)所収〉
●アクセス
JR矢吹駅から車で20分