49、喜多方市
飯豊山の姥権現と長尾の姥清水
【豊川町長尾の姥清水】

昔、長尾の修験者の息子が十五歳になったので、飯豊山参詣に向かいました。母は子を気遣い、飯豊山は女人禁制ではあるがお許しがあるはずだと考え、三日三晩清水の冷水を浴び後を追いました。ところが 御秘所 おひしょ の絶壁の前で休んでいると下から次第に石に変り、ついには全身が石になってしまいました。これが姥ノ前の姥権現です。それ以降長尾の清水は「姥清水」と呼ばれています。また、長尾の者が飯豊山に登ると必ず雨が降るそうです。
●参考文献
会津民俗研究会編『会津の伝説』(1973)・『磐城岩代の伝説』(1976)
※修験者とは山伏のこと
※会津地方では男は15歳になると飯豊山に登るという成人儀礼がある。
●アクセス
JR会津豊川駅から車で7分