53、耶麻郡塩川町
狐堰きつねぜき【狐堰(水路)】

金川の駒形山のふもとで日橋川の水を引き入れ田地の用水として三橋地区のほうに注ぐのが狐堰です。このあたりは水に乏しい土地で、七か村の人々は田中村の稲荷神社に祈願をしました。二月の初午の日神社に行くと白狐が現れ、雪に足跡をつけながら東南に走り、駒形山のふもとで足跡が途切れました。人々は神の御示しと気づき、通って来た所に麻がらを束ねて目印にし、地頭に願い出て堰堀を掘り、応永二年六月朔日に竣工しました。
●参考文献
会津民俗研究会編『会津の伝説』(1973)
※麻がらとは麻の皮を剥いた芯のこと。皮は繊維に使う。
※応永二年とは1395年。
●アクセス
JR塩川駅から車で10分