58、耶麻郡猪苗代町
猪苗代湖のはじめ【翁島と猪苗代湖】

昔、会津地方は水がない土地で大変困っていました。一人の旅僧が機を織っているある村の女に水を乞いましたが、その女は機織の手も休めずに断りました。別の村で米をといでいる貧しい女にとぎ水を乞うと、その女は快く飲ませてくれました。その翌日磐梯山が突然爆発し一夜にして五十二か村が陥没して猪苗代湖になりました。機織をしていた女の村は湖底に沈み、貧しい女の家は残りました。それが翁島です。僧は弘法大師でした。
●参考文献
会津民俗研究会編『会津の伝説』(1973)
●アクセス
JR猪苗代駅から車で10分