72、南会津郡檜枝岐村
ひうちケ岳と権現様
【燧ケ岳、火打石】

吹雪の夜、杣人そまびとの家で火種を絶やし困っていると、白髪の老人が訪ねてきて一夜の宿を乞いました。杣人は火種がなく暖かくしてやれないが、といって快く老人を招きました。すると老人は真っ赤な石を二つ出し、これを打ちつけると火が出ると教えてくれました。火が燃え上がる頃老人の姿は消えていました。この地方ではこの石を「火打ち(燧)石」とよび、白髪の老人が権現様のあらわれだとして、最も高い山に燧大権現をまつりました。
●参考文献
会津民俗研究会編『会津の伝説』(1973)・『磐城岩代の伝説』(1976)
●アクセス
会津鉄道 会津高原駅から車で1時間30分