76、いわき市
尼子橋と白髪の老人【尼子橋、尼子稲荷】

昔は大雨のたび、たいらと内郷御厩みうまや町の間は水が溢れ通れなくなりました。城主岩城氏の夫人、徳尼御前はいつも心を痛めていましたが、あるとき白髪の老人に会い、橋を架けてやりたいという願いを持っていることを知ります。力になるという徳尼の言葉に力を得た老人は、30日ほどで橋を完成させました。渡り初めの式が済むと老人は消えてしまい、その老人は稲荷様の化身でした。そこで橋の守り神として尼子稲荷大明神としてまつったそうです。
●参考文献
和田文夫『いわきの民俗』上(いわき民報社、1977)・『磐城岩代の伝説』(1976)
●アクセス
JRいわき駅から車で5分