79、双葉郡広野町
奥州日之出松【日之出松】

この地を治めていた岩城判官が謀反人に殺され、奥方は安寿姫と厨子王、乳母の竹を伴い流浪の旅に出ます。旅の途中で家族は離散し、奥方と安寿姫は乳母の竹の里で世を去ります。村人は哀れみ墓に松を植えて弔いました。竹も海に身を投じ、そのとき怪しく美しい色の大蛇が松に絡み付きながら天に昇りました。村人は不安を感じ松を伐りましたが、切り口からは血が流れ出したので血の出松と呼び、後に訛って日之出となったそうです。
●参考文献
『広野町史』民俗・自然編(広野町、1991)
●アクセス
JR広野駅から車で5分