81、双葉郡富岡町
仏浜ほとけはまの由来【仏浜】

寿永元年の時化しけの日、一艘の空船が漂着しました。中ノ島の長作という人が船をみつけ、浜辺に引き揚げてみると船底から人の声がします。怪しんで船内を探すと、仏像を奉持した一人の僧がいました。僧は飛騨国の慶仁といい、わけあって流人となりひそかに流れ着いたとのことでした。長作は浄性寺に同行し仏像の薬師仏は瑠璃殿に安置したといいます。それまでは富浜といいましたが、それ以降は仏浜と呼ぶようになったそうです。
●参考文献
『富岡町史』3考古民俗編(富岡町、1987)
※寿永元年は1182年。
●アクセス
JR富岡駅から車で3分