84、双葉郡双葉町
げんじゃく山のげんじゃく婆
【盆の火焚き行事、げんじゃく山】

鴻草こうのくさのげんじゃく山にげんじゃく婆さんが住んでいました。炭食い婆ともいったそうです。鴻草では上、中、下の組に分かれ旧盆の三日間、山に薪を積み上げて焚く行事があり、その残り炭を食う婆でした。ある年、そんな馬鹿なことがあるかというので行事を止めたことがありましたが、翌年、せっかく植えた田を何者かが一晩のうちに馬で代掻きして大変困ったことになりました。そこで翌年から山でまた薪を焚くようになったとのことです。
●参考文献
地元での聞書き資料(福島県教育委員会調査)1983
※鴻草の火焚きの行事は山という文字を上下逆にした形に薪を並べて火を点ける。第二次大戦末期に中止したが、昭和56年から復活した。
●アクセス
JR双葉駅から車で7分