88、相馬郡鹿島町
片葉の葦と名馬太夫黒
【真野の池、片葉葦】

上栃窪に久七という人がおり、この家にはよい馬が育ちました。なかでも太夫黒たゆうぐろは今までにない馬でしたが、山遊びをしたり真野の池に行って葦を食ったり、夜帰らなかったりする変わった馬でした。水掻きがあったともいいます。よく育ち名馬になったので藤原秀衡に献上しましたが、さらに出陣の祝いとして秀衡から義経に贈られたそうです。真野の池の葦はこの馬に片葉ばかり食われたので、それからは片葉しか出なくなったそうです。
●参考文献
『相馬市史』3民俗・人物(相馬市、1975)
●アクセス
JR鹿島駅から車で20分